昭和の時代、ボロアパートでマッサージ師をしている美人の姉若槻尚美。今日も客が来ているが、稼ぎはもっぱらスペシャルサービスで体を売ること。いざ金を払う段に男は新聞紙を金と言って渡し、男は走って逃げ去る。血のつながっていない弟はなかば姉のヒモのような生活、ふたりは夜にはお互いの体で慰めあっている。大家が来ると家賃は何とか体で支払うのだった。貧しい目の見えない気立てのいい姉と弟、それを食い物にする男たちを描いたヘンリー塚本の昭和エロスの世界です。
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